育児日記⑪ 旦那の発達障害疑惑

発達障害

前回育児日記⑩では、自閉スペクトラム症の診断を受けた長女もその後を綴りました。

今現在は療育も卒業し、特に特別な何かをするわけでもなく毎日の生活を送っています。

そして、、、、、、、、、。

とあることをきっかけに、

(あれ、、、⁉ もしかして旦那も実はアスペルガーなのでは?)

との疑惑が沸き起こってきました。

この記事では、旦那の不可思議な言動や、

疑惑を持ったその過程を綴りたいと思います。

同じように、言葉のかみ合わないやり取りに疲弊してしまっている方、

この何とも言えない違和感の正体に悩む方にとって、

ああ同じだと気持ちが楽になってくれたら幸いです。

視界にいるのに気づかない?

とある日の朝食の準備中。
旦那も休みの日であった為、できた料理から子供達と先に食べさせていました。
すると、油がはねて火傷、、、。
「あつっ、、、、、!」
するとすぐに子供達、
「ママ大丈夫⁉」

すぐ冷やしましたがヒリヒリいつまでも痛いので、
ミニアイスノンを右手に巻き付けて後から席に着き、朝食をとることに。


その時旦那は私のすぐ目の前で朝食を食べていました。

アイスノンを付けているので利き手で上手く食べられず。
左手で
「使いずらいなぁ、、ああ痛い、、、、、。」
と呟きながら。

すると子供達、
「ママ、火傷しちゃったの⁉痛そうだね、、、早く治るといいね、、。」

と何とも優しい言葉をかけてくれました。

旦那は無言で黙々と朝食を食べています。

食べ終えてからすぐに食器を洗い、
ヒリヒリ痛かったのでお湯は使わず水洗い、、、。

その間旦那は相変わらず鏡で自分の姿をチェックしています(笑)
(いつもの日課なのです。)

続いて洗濯物の終了のブザーがなったので、
これまたアイスノンを巻きながら干していました。

「ぁあやっぱり痛いなぁ、、干しずらいし、、、。」

と、近くに旦那がいたので聞こえるような声で言いました。
近くにいますが聞こえていないのか無視。

やけくそで洗濯物を干し終え、
さすがに悲しくなってきたので旦那に話しかけました。

「ねぇ、、、、、。

 さっきから私が火傷をしても、
 あなたはなんとも思わないの?」

するとこの後衝撃的な言葉が、、、、、( ゚Д゚)!!

「ぇえっっっ⁉ おまえ、火傷してたの⁉」

「、、、、、、、、、、、、。

 あなたの目の前でアイスノン巻きながら痛い痛い言いながら食べてたよね?
 子供達は何度も私に声をかけてくれてましたけど⁉」

「ぇえっ⁉全然気が付かなかった、、!」

私の心の中で何かが音を立てながら崩れ落ちていきました。

ここまでをお読みの皆さん、
だったら最初っから旦那に『火傷して痛いから手伝って』といえばいいんじゃないの?

と思われますよね?

然しながら、この旦那。
コロナ休校中三ヵ月間、
一切、恐ろしい程一切、何一つ家の事をやっていません。

ええ、今までも嫌と言う程言ってきましたし、
そもそも旦那の不祥事で会社の役職を降格になった際、
これからは家族の為に、、、、
なんて言っていましたが、

『メリットがないと動かない人』

なのです。

だから、続かないのです、
何事も。

罪滅ぼし的に、
私に許しを請いたい=離婚回避(自分の状況改善の為)
をしてもそんなものは一時的。
期間限定です。

許されたと勘違いしているのか、
キャンペーンはとっくに終了していますので、
休みの日は朝から晩までスマホスマホスマホです。
(なんならトイレを一時間とか平気で占領してスマホです。)

基本的に家族が怪我をしても
『大丈夫⁉』という声かけは決してありません。

そんな状態でしたから、
もういちいち大の大人が言われてやるような事でもないだろうという想いと、

『この人は本当に良心とか思いやりという心がないのだな。』
と、諦めの気持ちが大きかったのです。

(それでも、休校中は私も在宅であった為、
 家の事に専念しようとは思っていましたが、、、、。
 それでも、私も人間ですから、
 発達障害の娘の対応に日々疲れてもいるわけです。
 食事作りも朝昼晩朝昼晩と3食×90日=270食ですしね、、。
 コロナでコンビニすらも行かないようにしていましたから自炊の日々です。)

ただ、さすがに今回一体どういうつもりなのだろう⁉
と、理解できなかったので声を掛けてみたら上の返答が、、、、。

最初はまた得意の嘘言ってるのかな?
と思いましたが、どうやら本当に気が付いていなかったようなのです。
さすがに血の気が引いたというか、ゾッとしました。

『え⁉目の前に座っていて気づかないなんて事ある⁉』
『よっぽど私に興味がないのか、
 にしても、なんだか人として、、共感力がなさすぎるし、、、
 この人大丈夫⁉ 夫婦としてさすがにもう無理なんじゃ、、、。』

ぐるぐるぐるぐる、頭の中にはクエスチョンマークの洪水です。

結婚してからの積み重ねで、
今回に事がきっかけとなって長年の累積された感情がプツンと途切れました。

そして結婚当初からの出来事を思い出しながら、
やっぱりあれもこれも、
何かおかしい、、、、、、、、、、、。
これはただ事じゃない気がしてきた、、、、。
性格とかそんなもんじゃないぞこれは、、、、、、。

もしかして、、、、、、。

悩みに悩んで、
『旦那 気づかない』
『旦那 興味がない』

など調べました。

そこでは上位から、
『発達障害・ASD・ADHD』などの羅列が、、、、、、。
え、嘘、まさか長女だけでなく旦那も??

読めば読むほど当てはまることが多く、
今まで長女のASDの事ばかり調べていて、大人のASD、
ましてや旦那に対してはむしろ他の人格障害を疑っていました。
(すごく冷たい、外面だけ良いのでむしろ自己愛性人格障害だと思っていました。)
サイコパスチックな所もあるし、
人の心がわからない人【悪気がないから仕方ないだろ?と逆切れするタイプ】
なので、完全にそっちを疑っていたにも関わらず、
視界にすら入っていないというのはまた違ったおかしさだぞ?
と思ったのです。

すぐさま大人のアスペルガー関連書籍をポチッと。
(わからないことがあるとすぐ本を読んで理解したいタイプ(笑))
到着後一心不乱で読破しました。

そこで、
『あ、旦那の事書いてあるわ、、、、。
 私の普段の気持ちもまさにこんな感じ、そっくり。』

そこで確信に近いものを感じました。
と共に、今まで解けなかったパズルのピースが突然、勝手に集まって完成されたかのように、
合致しました。

『これか、、、、、。これだったんだ原因は!
 とすると、今までの事も全部腑に落ちる、、、!
 ASDの特性からだとすれば、全て納得できる!
(それ位、なんでこの人こんな事平気でできちゃうわけ?と意味がわからなかった。)」

と、同時に、
『いや、原因がわかったとして、まてよ?
 娘と同じ?いや、ADHDもこれ両方っぽいぞ?
 と言う事は、、、、いい年こいたおっさん旦那が
 今更特性を改善なんて、、娘のことだけでもいっぱいいっぱいなのに、
 これからも二人に毎日毎日こんこんと言い続けなければいけないって事、、?
 うわぁ、、、、、で、、、き、、るか?いや、無理じゃない?』

と言いようのない絶望感が。
今まで育児が一番大変だった時に、
借金やら不倫やら嘘まみれで、子供達にも無関心だった旦那。
いつも他人事で、尻ぬぐいはこっち。
でも、外面だけはとてもよく、
詐欺師になれるんじゃないかって位饒舌なので、
周囲には全くの嘘を吹聴していたようでした。

外から見れば、
しょっちゅう怒り狂っている嫁さんと、
気の弱い優しい旦那さんの図式みたいな?

旦那が不注意で重要書類やら大金を紛失、、
なんてことはザラで。

当初は本人もわざと悪気があってやったわけじゃないだろうし、、、
と信じてこちらも責めないわけです。
すると、
後から後から性懲りもなく、
同じようなことが出てくる出てくる、、、、。
そして幼い子供を抱えているわけですから、
当然の事なんとかしようとこちらは必死です。
『なぜこういうことになったのか。』
『どういう理由から起こした行動なのか。』
『金額はいくらか。』
『どう対処していったらいいのか。』

『。。。。。。。。。。』

自分の犯したミスなのに、お決まりのだんまりか、
その場しのぎの嘘を平気でつきます。

そして後から実は違った、、と言う事が判明。
一度は信じたこちらが阿保みたいです。
真実と違う事を言われ。
やっぱりどうしても辻褄があわないのでもやもやするわけです。
本人が本当の事を言うまでは。
その期間が何年もとかしょっちゅうです(笑)
もう完全にこの人の言葉には何の意味もない、
無機質ながらくた位に思っています。
記号です、記号(笑)

カサンドラを優に超えて、
人間不信にもなりますよね。
(それでも誠意ある人は存在しますから、
 そういった人には歩み寄りますが。)

そして、
一度目に本当のことを言わないで嘘をつくことが重なり、
いい加減こちらもその時はブチ切れるわけです。
でもまあ、言った後はこちらも少し言い過ぎたかなと思うので、
それに関しては、翌日

『昨日は言い過ぎて悪かったね。
 伝えたかったのはこういう事だから。』

と謝るわけです。

そうすると何故か旦那の頭の中は、
『俺はいつだっておまえを許してきてやったよな⁉』
に変換されているのです。

これもずーっと納得がいかずもやもやしていたのですが、
自分が悪いことしたから怒られて当然=反省となる所が、
ASDの頭の中では都合よく変換されるようです。
こちらが追いつめ過ぎないように気を遣って
(歩み寄りの気持ちと情け)
『ごめんね。』
と言ったのを、
ごめんねと言われた=相手の方が悪いから謝ってきた=それを許した俺優しい
となるようです。

こういうことか〜、やっとわかった〜。

だからこちらが社交辞令的に言った『ごめんね』を言葉通りに受け取り、

『いや、もともとは俺が嘘をついたのが悪かった。ごめんな。』

と、本当に自分が悪かったと反省しているのなら出てくるであろう言葉すらでてこないのでしょう。

大体が、
『うん、いいよ。』
と言う拍子抜けな返答なのです。
(いつも↑のやりとりが意味不明でした。
 相手からごめんねという言葉がないのでこちらが先折れて歩み寄るのですが、
 何故そしらは謝らずに許してやってるみたいな上からなのか?)と。

まあ大体こんな感じの不完全燃焼なやり取りが日常なので、
何が正しくて何がまともなのかすらわからなくなってきます。
これもカサンドラの自己肯定感の消失というやつでしょうか。
周囲からも

『良い旦那さんじゃないの。
 あなたの方に原因があるんじゃないの?』
なんて言われますから。
どんどん自信がなくなるんですよね。

今までの社会経験でも通用してきたことが、一切通用しなくなる。
まるで異世界へタイムワープして別世界にきてしまったのか?という違和感です。

発達障害相談センターへ電話

おかしい、おかしい、、、、。
何かがおかしい、、、、、、、。

上手く言えないけれど、
やっぱり普通じゃない。通じない。

関連書籍を読んで尚、
絶望感と共に、誰かにこの気持ちを知って、
この感情がどういうものなのか、旦那の正体は一体なんなのか。
はっきりさせたい。
もやもやをすっきりさせたい。

それには専門家の助けが必要でした。
あれだけ不信感を持っていたにも関わらず。
経験数で言えば一般人よりは明らかに相談に応じているだろうから、
何かのヒントをもらえるかもしれない。
そう思って地元の発達相談センターに電話をかけました。

すでに頭の中は混乱しており、
たどたどしく話し始めると、ゆっくり優しい口調で相談員の方は話を聞いてくれました。
時に苦笑いしながら。
『大変でしたね、、、、。』
その一言が飛びあがる程嬉しいものでした。

そして、
同じような相談内容を奥様方から沢山受けるとのこと。
恐る恐る
『このお電話では診断ができない事は重々承知しているのですが、
 今の私の話から、発達障害の可能性は高いのでしょうか?
 ASDとADHD両方混在しているように思うのですが、、、、。』

すると、
『あると思いますよ。』
即答。

不注意が激しい故の紛失物や時間を守れない事。
視野の狭さ、興味範囲の狭さ。
自分にとってのメリットが無いと動けない事。
(外では社会的評価であったり、自分にとって徳になるから率先して動く。
 家の中では家族しか見ていないので何の得にもならない=動くメリットがない。)

etc、、、、、、、、。

話していて、よくこんな人と今まで暮らせてこれたなあと思うようなことばかり。
勿論人間ですから100対0ではないです。
お互い様精神は私にだってあります。

ただ、
ものすごーーーーーーーーーく。
give-and-takeのギブばっかりなのです。

私が困っていたり、
辛い時も基本大丈夫とかないですし、
華麗にスルーかだんまりです。

方やこちらは旦那が体調不良の時やいつもと違う時はすぐに声を掛けますし、
気づきます。労わることはあっても労わられる事はない。

嘘みたいな本当の話なのです。

ありえないでしょう?
人間らしさってなあに?な世界なのです。

人間の姿をした無機質なロボット(でもずる賢く嘘は巧みにつく曲者(笑))
のようです。そういえば昔子供たちの小さかった頃、余りにも非協力な旦那の話を保健師に話したら、『もう、旦那さんは異国人か宇宙人だと思った方がよいよ。その位理解できないもん。』
と言われた事を思い出しました。

ああ、結婚してからやたら精神状態が不安定になったけれども、
これは正常な反応なんだと思うことができました。
確定診断ではないので、決めつけてはいないですが、
おそらくほぼ可能性としてはそうなんだろうなあ、、。
と思っています。

特性だと思うと、
納得できることが増えた事も確かです。
娘の時もそうでしたが、診断はあくまでも前に進むためのものであって、
本人に烙印を押すためのものではありません。

本人と周囲が溝を埋めて楽に付き合えるように導くためものだと
私は思っています。
そんな簡単なものでは決してないことも解っています。

今回は過去を思い出しながら段々感情的になってしまいましたが、
不快に思われる方、だったら離婚すればいいのにと思われた方もいらっしゃるでしょう。
そこは申し訳ないです。

ただ、こうは言っても、
できることなら改善しながら前に進めたらという気持ちが、
蝋燭の灯のように消えない事も確かなのです。
(正確に言うと、一度消えてもまた着火しているのかも、、、。)

私達カサンドラは、
普段共感してもらえないからこそ、
こうして吐き出すことができないと潰れてしまうのです。
そこはお許しください。

そして、
話が飛びましたが、そこで頂いたアドバイスを一つ。
質問形式は相手を混乱させ無言にさせてしまうので、
漠然とした『あなたはどう思っている?』
ではなく、
『AとB、どっち?』
のような二択の問いかけ
の方が、相手が答えやすくて良いとのことでした。

なるほど!確かにどうなのああなの?のような詰問はだんまりコースでした、、、。
こうやって冷静に客観的なアドバイスをくれる方がいると心強いですね。

もし、旦那と深い会話ができない、、、、。
将来の事を話そうとしても、だんまりで孤独を感じる、、。
と言う方は、是非実践してみてください。
(二択をあらかじめこちらで用意するという手間こそありますが、
 少なくともどちらかの反応はもらえると思うので、
 ストレスが減るのではないでしょうか。)
※ここで注意したいのが、
 相手が中々答えを出さなくてイライラするかもしれませんが、
 ここはぐっと我慢して待つという事です。

 ゆっくりと、考えている最中かもしれません。
 そこで催促してしまうとフリーズしてしまいます。
 ここは我慢、、、、。

なんだか書いていてしんどい内容ですが、
改善策はゼロではない筈!と信じて今日も一日無事に乗り切りましょう、、、。

最後までお読み頂きありがとうございました。


カサンドラ症候群ランキング 楽睡


 







 



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