母性神話という幻想

発達障害

母親は懇々と湧き出る泉のような愛情を子に注ぐ。

そんな母性神話は神話です。

おとぎ話です。

誰かが勝手に作った作り話です。

ネタです(笑)

だから、そんな物に世の中の母親達はがんじがらめに苦しまなくても良いのです。

だって、何処かの知らない誰かが勝手に作った幻想だから(笑)

そんな事勝手にででっちあげた張本人、代りに子育てお願いします。

母親だって人間

そうです。

それがまず前提にあるのです。

子供は夫婦二人でつくってできた命なのに、

なんで母親だけがそんな崇拝された神のように神秘的に言われるんでしょうか?

それ言うなら、

〝父親はそんな母親に無限の愛情とサポートを与え続けられる生き物なのです〟

位、同時に広めてくださいよっと。

そう思いませんか?

なぜ、父親はそんな神のように言われている母親を後目に、

ソファーでスマホいじっていても世間からはお咎めなしなのでしょうか?

ちょっと公園で子供を遊ばせただけでイクメン(神)と崇められるのでしょうか?

母親は普段四六時中神経を張りつめて子育てをしている中、

ほんの少しだけ目を離しただけで、誹謗中傷の嵐なのに。

母親だって、目を離そうと意図的に離したわけではない時だって沢山あります。

基本的には目を離すまいと必死です。

それこそ過労と睡眠不足で一瞬落ちる時だってあるでしょう。

そんな時誰よりも自分を責めるのもまた母親です。

もし何かあっても責められるのは母親。

『母親なのに。母親の癖に。』

それじゃあ、何故父親はその時何してたんだ?と責められないのでしょうか。

あまりに求められるハードルの基準が違いすぎて。

理不尽ですよね。

少子化が進むのも当然の結果です。

育児で検索してみてください。

育児ノイローゼ

育児つらい

育児やめたい

育児疲れた

育児ストレス

そんなワードばかりです。

育児が楽しい

よりも

楽しくないの方が検索上位にあがっています。

そしてほぼネガティブワード。

育児の検索から 旦那がストレスも常位にヒット(笑)

育児もストレス 旦那もストレス

え?それって家族自体がストレスってことじゃん!

それじゃあ結婚しないで独身の方がストレスなく平和に暮らせるじゃん!

でもこれが現実です。

結婚して子供もいて=幸せ

ではないのが現実です。

勿論極一部では独身時代よりも幸せな方も沢山いらっしゃる事でしょう。

でもそんな方は、そもそもこのブログにはたどり着く事はないでしょう。

ASDとは無縁な幸せな方。

羨ましい、、、、。

子は鎹なんて言葉もありますが、

そしてよく子供は生き甲斐でしょ?

なんて聞かれますが、

むしろ死に甲斐です。

早くこの苦しみ(ASD児育児)から解放されたい。

育児が生き甲斐なのならば、

これだけスマホやPCが普及されている世の中、

育児で検索したらもっとポジティブワードが上位にきてもおかしくないでしょう。

現実とのギャップ

話は戻りますが、

子供が産まれたら、女性は急にベテランの母親になるわけではありません。

生まれたての子供が新生児と呼ばれるように、

ママだって新生母なのです。

母親学校に入学したばかりの、

新一年生なのです。

それなのに、世間や父親は母親を神秘的に何でもできて当たり前と過信しすぎです。

一年生にいきなり教師やれと言っているようなものです。

一年生は、教師始め保護者や地域の人が手厚くサポートをしてくれるお陰で、

徐々に慣れていきますよね。

右も左もわからないまま、参考書だけ渡されたら(しかも自分で用意)

相当不安な筈だし混乱します。

そして同じ一年生の父親に、教師並みの事を求められる。

え?私も同じ一年生だから、むしろ一緒に考えてよ!

状態。

十月十日お腹の中で赤ちゃんを育ててきたから、

出産という命がけの行為を経験したから、

父親からみたら母親はLv.100の勇者か賢者位に見えるのでしょうか。

確かに経験値は人生一回分位獲得したかもしれませんが、

そこからはまた1からの子育て。

新たな物語の始まりです。

どうかその事を理解して頂きたいものです。

そして巷では盛んに、

『子供はまだ?』

『結婚しないの?』

とどうでもよいお他人様にお節介を焼く方がいらっしゃるようですね。

そして、

『結婚はいいわよ~。(こっちの仲間においで~)』

と手招きをされる方に限って、

実はあまり幸せじゃなかったりして。

私は正直、他人に結婚も出産もすすめません。

むしろやめとけ派です。

最初から嘘をついて(現実を美化して)、結婚はしたほうがいい!

なんてそんな無責任な事は絶対に言えないです。

少なくとも、デメリットの方が多い事は伝えて、

それでも結論を出すのは本人なのですから、

ああしろこうしろ言えません。

ただ、いいもんだよとはお世辞にも言えません。

赤の他人にだったら社交辞令にあわせる事はあるかもしれませんが。

なので、

自分の子供達には、将来沢山の目線で話をできたらいいなと思っています。

もしお他人様に子供や結婚を急かされたら、

マニュアルの挨拶なのね!

位に受け止めておきましょう。

あんまりにもしつこく不快だったら、

『そうですね~、そうですね~(にっこり)。』

『それじゃあ、子供ができたら○○さん子守りお願いしますね!』

でスルーでよいです。

別にその人が育ててくれるわけじゃないのですから。

母親だって受け取る愛情が枯渇したら子供に与えられない

母親だって、

父親や周囲に愛情を与えてもらわねば、いずれ枯渇します。

だって毎日朝から晩まで赤ちゃんに愛情与えっぱなしですから。

時に赤ちゃんはその屈託のない笑顔で母親を癒してくれますが、

基本、母親の睡眠やら栄養やら時間やら、、、

言い方は悪いですが搾取する側です。

(搾取されている~!と苦痛に感じてしまうと、

かなり辛い時期に突入した証拠だと思います。)

与える事に幸せを感じる事ができる余裕がある内はまだよいのです。

泣き止まなくなって、自身もフラフラになって、

ああしんどい誰か助けて、、、、

と思った時に父親だったり周囲が労いの言葉をかけてくれたり、

代りに子守りをしてくれたりすると、

そこで母親は回復することができます。

でもやって当たり前、

1人で家事育児やってなんぼ

そう突き放されたら??

愛情を与え続ける事はできなくなってもなんら不思議ではありません。

誰かに温かい飲み物を淹れてもらったり、

肩をマッサージしてもらったり、

母親もしてもらうことが必要です。

物理的に不可能ならばせめて、せめて

お疲れ様

本当によく頑張っているよね

○○のお陰で赤ちゃんはすくすく育っているね

体調大丈夫?

何かできる事があったら言ってね(言われる前に動けたらBEST)

人間持ちつ持たれつです。

むちゃくちゃ理不尽な母親神話があるのならば、

父親神話があっても良いと思いませんか?

父親というものは、

母親を本能で無限にサポートできる生き物である

父親というものは、

休日にスマホをいじらず、子供の面倒を当たり前にする生き物である

そんな神話が広まれば、

ちょっと子供を見ただけでイクメンなんて

おかしな造語が流行る事もないのかもしれません。

母親からしたら、

は?イクメン?

あなた近所のおじさんですか?

子供は誰の子供ですか?

キャベツ畑から産まれたのですか?

です。

母親は無限の愛情が自然に

勝手に湧き出てくるもの

そんな事を思っていたら大間違いです。

勝手になんて湧きません。

与えられて初めて、

慰められて初めて、

人に喜びを与えた事が嬉しいと感じた時初めて、

心の奥底から湧きおこってくるものなのです。


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