育児日記 産後②退院後の生活

体験談・雑記事

久しぶりの我が家

赤ちゃんとの新しい生活の始まり

さて、前回は産後の痛みをテーマに、後陣痛まで書きました。

そうして産院での1週間もあっという間に過ぎ、仲の良くなった助産婦さんともお別れし、無事我が家へと帰宅をしました。

最初の頃は旦那の方がそわそわしていて、どう接したらよいのか照れくさそうでした。

やっと同じ屋根の下で生活を送ることができると思うと、当時はとても嬉しく、

わくわくしていた事を思い出します。

夜中の授乳

赤ちゃんのお世話だけに関したら、する事は産院と全く同じです。

お風呂や使うものこそ違えど、基本的には泣いたら抱っこ。

背中を優しくトントンしながら「どうしたのかな~?おしっこしでたのかな?」

なんて声を掛けながら。

ひたすらおむつを替え、ひたすら授乳をし。

その繰り返しです。

最初の頃は、可愛さ優先でほとんど苦痛を感じなかったんですね。本当に。

むしろ母親になれた喜びとでも言うんでしょうか、嬉しくて温かい気持ちになっていました。

そして夜中、4時間置き位に夜泣き(上の子はまだ寝てくれる方で助かった。)

をするので、あまりまとまって寝れなくなりました。

薄暗闇の中、旦那がいびきをかいている横で、ひそひそ声で赤ちゃんに話しかけたりもしました。

今も日本中でお母さん方は夜な夜な授乳をしているんだろうな・・・。

母親って本当に偉大だな・・・・・。

そんなことをぼんやりと思っていました。

AMOMA

料理を作る

これが意外と大変でした。

最初は、まっ、多少泣いてもできるだろう位に甘く見ていました。

ところがどっこい。

ところがどっこいですよ。

野菜を切っては「ふえ~~ん。」

手を止めてあやして静かになってやれやれ、、、、。

コンロに火をつけた途端、「え~~~ん。」

無理です。

これは医学的にも証明されているようです。

母親にとって赤ちゃんの泣き声はあえて不快になるようにできていて、

そのお陰で母親は赤ちゃんの泣き声から危険を察知して、命を守ることができるとか。

どうしても生理的に反応してしまうんだそうです。

※これ父親は「チョットくらい泣かしてたって大丈夫だよ。」なんてよく聞きますが、

そもそも赤ちゃんの声に対する生理的な受け取り方が違うんですね。

もう気になって気になって、嫌でも手を止めて赤ちゃんのもとに行ってしまうわけです。

「カア~~~~~。」

気が付けばカラスまで泣いている。。。。。

もうそんな時間なんだ、、と泣きたくなる私。

この黄昏泣きというのも初めて知りました。

夜泣きだけじゃなくて、こんな寂しい夕方にも泣きたくなるのね!

産前はチャッチャと30分でできる料理も、その何倍もの時間と労力をかけて、

まるでフルコースを作り上げたかのような疲労感に襲われました。

料理をサッと仕上げたい、でも赤ちゃんが気になる、、。

この板挟み感と言うかジレンマが、かなりストレスを感じました。

料理なんて手の込んだもの作れないよ~と先輩ママから聞いた事を思い出しました。

これか!こういうことか!!

その時自分が実際体験してみて初めて知りました。

沐浴

腰もバキバキに痛いことですし、高さ的にも丁度良い台所のシンクに、ベビーバスをセットして沐浴をしました。

産院で1度研修はあったものの、たったひとりで沐浴をさせるのは初めてです。

ドキドキしながら恐る恐る湯舟に、、、、、、。

最初はモロー反射なんぞをしつつ、気が付いたらうっとり顔の赤ちゃん。

目をしっかり瞑り、口は半開きで仏のようです(笑)

沐浴後はすぐさまバスタオルで拭き上げおむつをはかせます。

これがたまに、おむつをかぶせようとする瞬間におしっこをされたり(笑)

男の子の場合はより射的距離が伸びるので要注意です。

自身の入浴

赤ちゃんは大体昼間の明るくて暖かい時間帯に入れるので、

自分は夜か、空いている時間帯に入っていました。

独身時代は、本当にお風呂が大好きで。

平気で2時間位入っていました。

ところが、、、、、。

入浴中も赤ちゃんが泣いているんじゃないかと心配になったり、

とてもじゃないですが、ゆっくり入れません。

沐浴が終わり、一緒に入るようになると尚更です。

もう全てが高速(笑)

頭皮もスッキリしないし、顔も体も適当に洗い流し、、。

赤ちゃんを慎重に抱えながらお風呂に入れる為、神経もつかいます。

素っ裸のまま、赤ちゃんを先に拭き上げ、おむつを履かせ。

そうこうしているうちに、すぐ湯冷めをします。

そうしてやっと自分が着替えた頃には体中が痛い・・・・。

お風呂上りの方が何故か肩こり腰痛が酷いのです。

そして特に辛いのが冬場。

一通り赤ちゃんを着替えさせて、運よくドライヤーに取り掛かれる日ばかりではありません。

お風呂上りに授乳やらあやしたりしている内に体が芯から冷えていきます。

もう一度入りなおす気力もなく、冷え冷えしたまま布団に入る、、、。

風邪をひくわけにもいかないので、お湯は抜かないで赤ちゃんが寝てから再度入るのも手ですね。

合間の食事

産後しばらくは無茶苦茶お腹が空きます。

母乳を与えると、食べても食べても太らないというか、

食べる分を上回る位母乳で栄養を吸い取られている、、そんな感覚でした。

実際産院ではご飯の時間が楽しみで仕方がなく、

あっという間に平らげ、食後に売店で買ったお菓子やアイスを食べていました。

退院後もモリモリ、、、といきたいところですが、

初めての育児を日中一人でこなす緊張感からか、次第に食欲も落ち着いてきました。

お腹が空くからという理由ではなく、母乳を出す為という感じです。

そして、自分のお昼ごはんなんかは手のかかるものを作る気もなく、

大体卵かけご飯を毎日食べていました。

その卵かけご飯すら、ゆっくり座ってたべられない・・・。

文字にすると、えっ?そんなことってある?と、

独身時代の自分ならそう思ったことでしょう。

自分でもビックリです。

だって本当にそうでしたから。

寝不足と空腹でフラフラして、さすがに何か食べなきゃ・・・

と卵をパカッ・・・・。

「え~~~~ん!」

どんどん冷めていくご飯。

卵かけご飯すらも落ち着いて食べることすらできないのか、、、。

せめて5分でいいから静かに食べたいのに、、、。

泣きながら卵かけご飯を食べました。

赤ちゃんを育てることってこんなに大変なのか

勿論可愛い寝顔を眺めている時、授乳中目があうとにっこりほほえんでくれたり、

最高のプレゼントをくれるのも確かです。

ただ、子育ては決して可愛いだけでは育てられない。

自分で産んで育てて初めて身に沁みました。

と同時に、産んで育ててくれた母親に心からありがとうという気持ちになりました。

そして、これから新生児を育てるママ達へ。

毎日自分のことなんか後回しで、いつだって赤ちゃん第一に育てている。

時には髪を振り乱したり、ご飯もうっくり食べられない、夜は眠れない、、、。

独身時代はおしゃれしていたけれど、すっぴん&スウェット姿の自分にがっかりしたり。

社会から取り残されたような気持ちになって、疎外感を感じたり、

自分なんてなんてちっぽけな存在なんだろう、、、。

そう思って涙することもあるかもしれない。

ひょっとしたら、中々赤ちゃんが泣き止まなくて、

母親として何が正解なにかわからなくなって、自信を失くしているのかもしれない。

でも。

あなたの一生懸命な姿。

それが正解なんです。

母親に失格なんてないんです。

正解なんてないんです。

矛盾しているかもしれないけれど、

あなたの選んだその一つ一つが正解なんです。

だから。

自分に大きな大きな花丸をあげましょうよ。

もっともっと自信をもっていいんです。

無茶苦茶凄いことを成し遂げているんです。

母親だからできて当たり前?

母親はみんなそうやって育ててきたんだから?

当たり前じゃないんです。

母親である前に一人の女性であり人間なんです。

皆一人一人違う人間で、

考え方だって皆違うし、皆やっているから当たり前じゃないんです。

赤ちゃんにとって、世界でたった一人の大好きな母親なんです。

そんなか弱い存在を命掛けで守ろうとしている。

今日一日生きて元気に過ごすことができた。

それだけで実は物凄い尊い偉業をこなしているんです。

だから、辛くて泣いても、

思うように家事ができなくても、

今日一日が無事に終わればそれで花丸あげましょうよ。

今の辛さは、ご褒美として後から遅れて返ってきますから。

見えないトンネルの出口はありますから。

今は見えなくても、出口の存在自体はあるものだと私は思います。

どうか、もし一人で毎日心細い想いをしながら子育てをしているのならば、

誰かに助けを求めてください。

このブログで少しでも読んで救われる事があれば、こんなに嬉しいことはありません。

もし辛い時、頼れる身内がいなかったとして、

それでもどうしようもなく辛い時は、機関なり保健師さんなり、

とにかく力を振り絞って助けを求めてください。

たった一人で抱え込まないように、

相手に迷惑がかかるんじゃないかとか考えずに。

大丈夫です。

電話相談などでも誰かしら話を聞いてくれる人はいます。

大泣きしながらでも、辛いと声にだしたっていいんです。

辛い時は辛いと吐き出してください。

助けを求めてください。

その後にあなたがまた笑顔になれることを心から祈っています。

コメント

タイトルとURLをコピーしました