カサンドラ関連書籍 おすすめと感想⑥

カサンドラ

家族のためのアスペルガー症候群とのつきあい方

漫画&イラスト 野波ツナ

監修 宮尾益知(医療法人社団 益知会 どんぐり発達クリニック 理事長)

※私は書籍版を読みましたが、↑こちらは電子書籍版のようです。
大きいタブレットなどで読まれることをおすすめされています。

※以下、一部ネタバレ箇所もありますので、
これから読まれる方はご注意ください。

本篇92ページ、

もっと小ぶりで厚みのあるものを想像していたので、

手元に届いた時の第一印象は

「おっきい!薄い!」

でした(笑)

基本的には大きな見出しに漫画に解説とPOINT、注意点などが書かれています。

全4章32の特性(気持ちをわかってくれない等)プラス、

アスペ夫あるあるの紹介や、身体をほぐすワンポイントヨガレッスンなど。

あっという間に読み終えてしまいました。

2度間を空けて最初から読んでみたのですが、

その時の自分自身の心身状態にも影響されたのか、

初回の正直な感想としては、物足りなさを感じました。

というのも、

ここまで顕著な酷さは夫にはないなといった部分に関しては、

参考というより流し読みでした。(当然といえば当然ですが。)

そして、ピンポイントな解決方法ではなかったのかもしれません。

やはり、ASDといっても千差万別で、

その対処法もまた然りなのだと。

この著書であれば、

【旦那さんはアスペルガー、奥さんはカサンドラ】

の方が私にはしっくりきました。

こちらの本ではカサンドラになる過程と、

回復までの道のりが書かれているのですが、

す~と入って消化できる内容でした。

ですので、今回期待をしすぎてしまった事も要因かなと思います。

そして2度目

初回はどちらかというと、

読んでいてしんどくなってしまいました。

ああ、やっぱりあくまで

この困った特性に向き合って努力しなきゃいけないのは、こっちなのね、と。

気分が塞ぎ込んでしまい、

あまり頭に入ってこなかったのかもしれません。

そして2度目。

ゆっくりした気持ちで読んだからか、

著者なりに改善策を提案しているように思い、

この夫(アキラさん)のケースにぴったり当てはまる方にとっては

参考になるのかなと思いました。

そしてよくよく読むと、

著者が特性を客観的に理解しているからこそのアドバイスもあるなと。

ただ、よくある視える化や文面で簡潔に伝えるなどの手法は、

すでに頭では理解していたことと、

大の大人である夫にここまで手間暇かけなくては伝わらないのか、、、

といった絶望的な気持ちにもなりました。

カサンドラ書籍あるあるですが、

読み手の心理状態にもかなり左右されるかと思いますので、

あくまで現段階で読んだ感想としては、

ポジティブには読むことができませんでした、、、、、、。

また改めて、

少し元気がでた時に読み返してみたいと思います。


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