忙しいパパのための子育てハッピーアドバイス~おすすめ本の感想~

育児

1.著者の紹介

明橋 大二(あけはし だいじ)先生

昭和34年 大阪府生まれ

精神科医 (京都大学 医学部卒業)

略歴

・国立京都病院内科→名古屋大学医学部府付属病院精神科
→愛知県立城山病院を経て、真正会富山病院心理内科部長。

・児童相談所嘱託医
・スクールカウンセラー
・NPO法人子どもの権利支援センターぱれっと理事長

2.どんな人におすすめ?

①これからパパになる方・新米パパ

プレパパ・新米パパにとってのバイブルではないでしょうか。

今まさに直面している悩みや、未来に起こるであろう事態の予測や勉強になります。

活字が苦手なパパもご安心を。

四コマ漫画と本文で、と~っても読みやすい構成になっています!

”妻に言ってはいけない言葉”や、”大切なのは共感”など。

つい忙しい毎日に人間は忙殺されがちです。

そんな時、繰り返し

何度も何度もかみ砕いて読まれることを強くおすすめします。

著書では、お父さんが育児をするとこんな良いことがあるよ。

子供にとって、妻にとって、最終的には自分の人生も豊かになるんだよ。

と、優しく施してくれています。

決して上から目線で書かれていないですし、

お父さんの気持ちにもきちんと寄り添って書かれています。

抵抗なくスッと心に入ってくるのではないでしょうか。

というのも、ちょっとしたほっこりエピソードとしてこう書かれているのです。

当初は執筆依頼を受けた時お断りしようかと思っていたそうです。

理由は自分にはとても書けないと。実に謙虚な先生ですよね。

その時上のお子さんが「パパの失敗を本にしたらいいんじゃない?」

と後押ししてくれたそうです(笑)

ご家族からは執筆中も色々ブーイングがあったようで、、、。

そんなことまで赤裸々に語れる先生の心の広さに脱帽です。

実際本を読んだ私からしたら、

「え~~っ!こんなピンポイントに理解ある良書を書く先生ですら、
家族から色々厳しいこと言われちゃうの⁉これだけ理解があったらもう十分なんですけど!( ゚Д゚)」

です。言うは易し行うは難しなんでしょうか、、、、、。

なんだか親近感が湧いちゃいますね。

そして精神科医でもある明橋先生の解説はやけに説得力があります。

何故?こうすることで結果どうなるかがリズムよく書かれています。

どんな悩みが解決できそう?

・最近妻に怒られてばかりなんだけど何故?

・最近口も聞いてくれなくなった、、、、。

・頑張って協力しているつもりだけど何が一体足りないの?

・俺だって毎日仕事で忙しいから、子供とどう関わっていいかわからないよ。

・妻に怒られるとつい黙っちゃう、、何て応えればいいの?

答えは全てこの本に載っています!
(と言っても過言でないと個人的意見、、。)

女性目線から言わせてもらうと、

首がもげそうな程「そうそう!そうなのよ!言いたい事はまさにこれ!」

な内容のオンパレード。奥さんがピリピリしている方必読です(笑)

②熟年パパ

子供が産まれて気が付けばもう〇年、、、。

仕事が忙し過ぎて、子供とあまり関わってあげられなかったなぁ。

気にはなるけど今さらどう関わったらいいか、、、。

今までの自分は間違っていたんだろうか?

子供達はある程度大きくなって安心したものの、ふと立ち止まった時に感じる想い。

もし何か心に引っ掛かる事があってこの本で気づく事があれば、

その時が,何かを変えるチャンスなのかもしれません。

毎日家族の為にお仕事お疲れ様です。

日々くたくたになるまで働いているお父さんにも是非、

読んで頂きたい衝撃エピソードが書かれています。

涙なしには読めない、子供心の核心にも迫ります。

どんな悩みが解決できそう?

そう言えば、あいつももう思春期か。

最近口数が少なくなってきたし、元気がないけどどうしたんだろう?

学校も休みがちだし、進路は決めているんだろうか?

・気にはなるけど、どうやって話をすすめていったらいいか、、。

・気持ちがふさぎ込んできた。

・毎日毎日何の為に働いているんだろうか気力が湧かない。

子供が小さい頃から、毎日満員電車に揺られ汗水流して働いているお父さん。

まずは毎日お疲れ様です。

家族の為に働いてきたのに、家ではすっかり蚊帳の外。

子供達の事は奥さんに任せっきりで、気がついたら不登校気味に。

進路のことも話したいけれど、何処まで本人の意思にまかせたらよいのかわからない。

今更間に入ったところで反発されるんじゃないかと言った不安もあるかと思います。

仕事で疲れた上に、家族のことで悩んでいるお父さんの背中を優しく押してくれることでしょう。

③子育て中のママ

妊娠中にパパと二人でこの本を片手に話し合うのもよいかもしれません。

こんな風になった時はこんな声かけて欲しいな!

など、シミュレーションにもなりますね。

あち、個人的に読んで無茶苦茶スッキリ!しました。

明橋先生はエスパーですか?

という位、母親の気持ちが手に取るようにわかる内容なのです。

恐らく奥様にも当時の心情をインタビューしたのでしょう。

にしても、話の内容が的確過ぎて、とにかく無駄がない!

わかるわかる、それわかる!おっしゃる通り!

世の名の旦那各位、バイブルとして1人1冊持ちましょう。

と思う位共感の嵐でした。

我が家では読み過ぎてボロボロです(笑)

是非読んで欲しいけれど、ここで注意!

沢山良いことが書かれているけれど、やはり忘れずに実行することは難しいです。

宝の持ち腐れにならないように、大切なことは心に刻み、日々実践する努力を忘れずにいたいですね!
(自戒も込めて。)

どんな悩みが解決できそう?

これを読んでくださっているママの中には、ワンオペで悲鳴をあげられている方も
いるのではないでしょうか。

・旦那が出張続きでほとんど家にいない。
・いても家事育児を全くと言っていい程しない。

・早く帰ってきてと訴えても飲み会に行ってしまう。

・日頃話し相手もおらず、旦那に相談しても黙られてしまう。

・とにかく育児が辛い、、、、、、、。

毎日本当にお疲れ様です。

この本を読んで、共感してくれる人がいるんだと思うだけでも少し心が軽くなるような気がします。

あまりに状況改善が難しく、行き詰ってしまうようなら専門機関を訪ねるのも一つの手だと思います。

この本では、パパが黙ってしまう要因やアドバイスなども書かれている為、

パパママ双方の目線からお互いの気持ちに寄り添うべく、

一度夫婦で読まれることをおすすめします。

※別記事にも今後書く予定ですが、パートナーがアスペルガーであった場合、
中々こちらの真意が伝わらず辛い想いをするかもしれません。
その場合はまた別の対処法を探す必要があるかもしれないという事を、
頭の片隅に置いていただけたらと思います。

3.おすすめ理由まとめ

・明橋大二先生という精神科医が執筆した、子育て中の夫婦の気持ちに寄り添った良書。これから親になる方への指南書。また思春期のお子さんをお持ちのお父さんにも。

・パパ目線、ママ目線で書かれている為、夫婦で何度も読む事をおすすめ。

・四コマ漫画と本文で読みやすい!

・実際の会話を例に、『この言葉の裏にはこんな気持ちが、、だからこういった行動をとる』といったわかりやすい解説。その時の対処法と心構えも。

とにかく一度は読んでおいて損はない一冊です。是非!

最後までよんで頂きありがとうございました!

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