カサンドラはどれだけ諦めればいいのか

カサンドラ

皆さんこんにちは。

今日もどっぷりカサンドラな一日を送っていますSenです。

土日も基本的にワンオペ。

夫は未だに土日は私がゆっくり休んでいると思っている事でしょう。

朝からシーツなどの大物など、手あたり次第洗濯機を回し、

アイロンかけやら掃除やら、あとは土日は昼食の用意もあるので、

気が付いたらこんな時間です。

ゆっくりしようにも、子供達のキーキー声や、

走り回る足音、なんやかんやで気が休まりません。

書き物をしていても集中できないですしね。

時折、鏡に映る自分と目があった時にびっくりします。

もの凄い目つき・顔つきです(恐)

顔がストレスで歪んでる(笑)

独身時代に比べたら随分丸くなったつもりですが、

何しろ常に不快感情と怒りのストレスにさらされているものですから、、、。

ひきつった顔がそのまま癖になり、

顔の左右が歪んでいます。

寝ている時も寝言(ストレスが限界になると自分の叫び声で目が覚める・)

や歯ぎしりをするようで、これも一因かなと思います。

最近はご無沙汰ですが、昔歯医者さんに行った所、

『可哀相な位歯を食いしばってるのが解ります、、、。

よっぽどストレスが溜まっているんですね。

歯が自分を守ろうとしているんですよ。』

そう言われて衝撃的でした。

ぱっと一目みるだけでそんなことがわかってしまうんですね。

その時の受診理由も原因不明の顔面神経痛で駆け込み、

恐らく疲労からくる三叉神経痛と親知らずが相互して・・・という状態でした。

その当時はわけあって夫が休職中、私が働きにでるようになった頃でした。

仕事前の家事と子供達の送迎、帰宅後すぐ夕飯の支度、、、、

週に1度仕事休みがありはしましたが、平日のやりきれない家事と、

夫や母親の通院の付き添い、、、、。

自分の受診の暇が正直なく、後回しにした結果頬の激痛で駆け込みました。

我慢しながら仕事をしていたけれど、さすがに痛みで気が散ってしまい、

どうにもこうにも、、、、、、、、。

やはり体は正直だなと。

無理しちゃあかんよ~

と教えてくれたのでしょう。感謝。

さて、話は戻って、

その当時は無我夢中である意味家庭の中にいる時間が減った事で、

不思議な事に生き生きしている自分がいました。

なんだかお肌もつやつや、血色が良いし、

周囲からも調子が良さそう!と言われることが増えました。

仕事は仕事で大変だし、体は疲れるんですが、

なんていうか疲れ方が全然違う!!

無駄なストレスが無くなったというか。

しなくていい嫌な思いをしなくて済んだので、心が健康になったのです。

後から考えてみても、原因は一目瞭然。

家庭にいる=ASDと接する時間の短さです。

どちらかと言うと、夫はそんな時ですら

何かを見つけて自ら動こうとなどは思いもしなかったのでしょう。

最初は申し訳なさそうでしたが、

気が付くとソファーでまったりスマホ。

え?私仕事から帰ってまだ座ってもいないんですけど。

え?一日家にいて、家事は私が朝やったから、

一日やる事なかったですよね?

子供達の宿題すらも見ようとしないんですか?

段々言うのもしんどく、黙々と家事をこなしました。

夫がストレス。

カサンドラは娘が生まれてから始まったのではなく、

この人と結婚してからなんだな、、、。

私が自覚していなかっただけなんだな、、、、、。

今なら断言できます。

沢山の事を諦めてきました。

子育てで自分の時間がなくなったことは、半分納得はできています。

でも、もし心のある人と結婚していたら、

私独りが背負う必要のなかった事が、数えきれない位あったと思うのです。

『本当に昼間、子供たちの世話で自分の時間がとれない。

卵かけご飯すらもゆっくり食べられない(傍でギャン泣きされるから。)

あなたの休日も、いつも寝ているから大人は二人いるのに結局ワンオペ。

それどころか昼食の用意までプラスされる。

子供達は二人の子供だよね?

お願いだからあなたの休みの半分を私にください。

このままだと自分が壊れてしまう。

そうなったら子供達を育てることができなくなってしまう。』

と切実に訴えました。

ところが、無視です、だんまりです。

言った直後もなんも気にせずスマホ&爆睡していました。

これを周囲に言っても

『旦那さん、遅くまで働いていて疲れているんじゃない?』

と言われるのが関の山です。

(後日談より)とっくに仕事を終えても、会社に居残って遊んでいたり、

家で夕食の用意があるのに外食したり遊びに行ったりでしたが。

ほん、、、、、っとうに、女って損だ!!

男は出産で痛い思いもせずに、

子供が産まれても尚、独身と変わらない生活をできるのだから!

それなのに『良い旦那さんね。』

その言葉にどれだけ苦しめられたことか。

他人事だからなんてことはなく、社交辞令で言っただけのセリフなのかもしれませんが、

今の話を聞いて何故いい旦那さんと言えるか、

私には理解ができませんでした。

サボって嘘ついて、育児やってなくてもやってますよと適当な事を吹聴してさえいれば、

褒められる夫。

片や、独りで家の事子供の事背負いこんで、

でも『母親だからやって当たり前、、昔の人は、、。』

やってられません。

少子化にもなりますよ(笑)

はい、また脱線気味になったので戻ります。

半分は家族がASDでなくてもあるあるな事例かと思いますが、

我が家の場合かなり酷いかな~と思います。

よその家庭の話を聞くと、

いいなあと思う事ばかりです。

手伝いを求めようにも家にもいない(笑)

求めてもだんまり&無視。

泣いて訴えても、

『頭おかしいんじゃない?』

そして無視。

これらのやりとりも今なら解ります。

ASDの特性で、

【自分に置き換えられない】のでしょう。

自分は日中仕事に行っているから、

言葉でいくら伝えても、家での様子が想像できない。

(子供が後追いしてトイレにゆっくり入れないとか、ご飯も食べられないとか。)

大変さが解らない。

解ったとしても、それをやるのは自分じゃないから他人事。

俺が困っているわけではないから、

ふ~んっていう感じで興味がない。

興味が無い

↑これかなり大きいです。

興味が無い物に興味を持てって言っても、

本人からしたら興味が無いものは無い。

だから関係ない。

という図式なのでしょう。

重たい腰を動かす時というのは、

それで自分が困るような事態になった時でしょう。

例えば、第三者から悪評を広められる、、とか。

上司や親などから叱られる、、とか。

なので、閉ざされた家庭の中でのこんなやり取りは、闇に葬り去られてしまうのです。

仮に外で夫が『俺は子供の面倒よく見ているんだ~。嫁は何にもしなくてさ~』

なんて嘘を言ったとしたら、何も知らない外部の人間はおそらく

夫の言う事を信用するのでしょう。

結果、私が悪者。俺は悪くない。

だってどう考えたって、小さな年子抱えているのに、

会社でさぼっていたり遊び惚けていて、誰も忠告しないなんておかしな事だと思います。

まともな同僚や上司なら、

『早く帰って助けてやれよ。』

と言うでしょう。

言われてもこれまた無視なのか、

家の事を捻じ曲げて吹聴しているとしか思えません。

笑ってしまったのが、

夫が復帰後、赤ちゃんが産まれたばかりの同僚に

『家で待ってるだろ?早く帰ってやれよ。』

と言ったんですって(笑)

『どの口が言ってんの!』

即ツッコミです(笑)

この矛盾、皆さんは耐えられますか?

自分は散々子育ての一番大変な時に遊び歩いておいて、

いざ同僚が同じ立場になったら、

いい顔して上記のセリフ。

しかもその同僚も、その当時夫と夜更かしして遊んでいたであろうメンバー。

(元不倫相手の旦那らしいし(爆))

『それ言うなら、いいよ別に早く帰らなくったって。じゃない?(笑)』

そのメンバー達も夫と同類なので、

少しは同じ目を見たらいいのにって悪魔な私が顔を出しました(笑)

本当に、理不尽な目に何度も何度も何度もあいました。

その度に悔し涙を流し、

夫に話してもスルーか逆ギレされ。

いつしか不眠症や悪夢にうなされ、

自分の叫び声で目覚める日々。

寝ながら無意識に壁を蹴ってましたからね(笑)

モヤモヤした感情がいつもコップから溢れ出し、

その感情が増える事はあっても決して減ることがない。

蛇口の水をひねりっぱなしで、駄々洩れです。

溢れた水は水たまりとなり、冷たく心を冷やすのです。

話をしても会話にならない。

暖簾に腕押し。

す~っと無気力に空気としてなかったかのようになってしまう。

話をしても無駄。

伝えても無駄。

何を言ってもやっても無駄。

自分の時間はことごとく邪魔をされ、

不快だと言うと逆ギレされる。

温かいご飯を楽しく食べたい。

マシンガントークや意味の解らない発言に耳を塞ぐ。

気晴らしにお笑いでも、、と思うと、何故かいい所でいつも話しかけられる。

新曲にわくわくしながら耳を傾けていると、

ぎゃあぎゃあ癇癪をおこしながら妨害する。

何か楽しもうとすると、何故か、

見計らったかのようにそのタイミングで邪魔をされる。

そのストレスは尋常ではないです。

一回や二回ならまだしも。

次第に、何か怨念でもあって、

私が楽しもうとすることを許さない見えない何かが働いているんではないか。

そこまで思ってしまう程、楽しみたい気持ちは日に日に消極的になっていきました。

そうか、私には楽しもうとすることですら許されないのか、、、、。

家族のいる時間帯は楽しむ事を一切諦めました。

邪魔されると思うと、

楽しみにしていればしている程、

その楽しみを奪われたストレスというのは何倍にもなって返ってくるのです。

楽しんで癒されるつもりが、

妨害されてストレスを受けるだけになってしまうようなのです。

普段が-20位で、楽しんで+10位に持っていくつもりが、

−50位に持ってかれるので(期待値の分増減)

なら最初からこれ以上気分が塞がないよう−20のままの方がマシか。

そんな感じです。

その諦めをした時は絶望でした。

夫は常にマイペースで自分の好きなように(嘘をついてでも)出かけ、

身軽に行動するので、そんな私の気持ちを理解することはこれからもありません。

TVも見たきゃ見れば?おまえが好きで見ないだけでしょ?

そうのたまいます。

説明をしてもわからないのです。

そりゃ、あなたはいつも子供達が寝静まってから帰ってくるし、

仕事帰りに実家に寄ったり車の中でYouTubeを見たり、

好き勝手できるからいいでしょうねぇ。

独身となんら変わらないのだから。

もうパートナーと思っていたかつての面影もなく、

あれは私が勝手に思い描いていた理想郷だったのだと、

鼻から土台無理な話だったのだと。

カサンドラになって諦めたもの。

それは、自分らしく生きる事。

楽しむ事。

ストレスなく平穏に暮らす事。

温かい家庭を築く事。

普通に団欒を楽しみながら食事をする事。

邪魔をされずに趣味に没頭する事。

貴重な時間を奪われる事。

カサンドラになって諦めた事。

それは人生なのかもしれません。

来世何にも生まれ変わらない事を期待しています。


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