年子育児スタート
2人目の赤ちゃんを無事出産し、退院後我が家へ。
上の子はまだ1歳半。
まだまだ会話もたどたどしく、赤ちゃんみたいなものです。
下の子を見て、不思議そうな顔をしていました。
「おとうとの○○だよ。優しくしてあげてね。」
としきりに教え、名前を一生懸命覚えて呼んでいる姿が微笑ましかったです。
恐怖の同時泣き
ほっこりしているのも束の間、
下の子がお腹を空いてほぎゃあ。
授乳をしていると、今度は上の子がぐずって泣き出します。
手足は2本ずつしかないし、
「どうしたのかな?ちょっと待ってね。」
と声をかけるものの収まる気配なし。
あまりにぎゃあぎゃあ泣くもので、
しびれをきらして下の子をベッドに置き、
上の子を抱っこ。
すると今度は下の子が、、、、、、。
同時は無理だと悟りました。
しまいには泣きのスイッチをお互い押してしまったのか、
2人に何をしても泣き止みません。
こうなると本当に辛かったですね。
まだ一人に言って聞かせて待ってもらえたらよいのですが、
月齢から考えてそれは無理というもの。
よく上の子を優先的に相手してあげるとよいといわれますが、
まだ産まれて間もない
か弱い赤ちゃんに泣かれるとついそちらに行ってしまう私でした。
上の子の赤ちゃん返り
話には聞いていましたが、
実際目の当たりにして「これか!!!」
と思ったのを鮮明に覚えています。
私が下の子を抱っこしてあやしているのを、
なんとも言えない目でじっと見てから、
急に床に寝っ転がり手足をジタバタさせて癇癪を起し始めたのです。
むしゃくしゃしてどうしようもなさそうな、
言葉にできない想いを全身で表現しているようでした。
勿論その後、上の子を沢山抱っこして話しかけました。
やはり、ママを取られたような不安な気持ちになるようです。
いつにも増して駄々をこねたり、ぐずっててを焼かせたりしました。
必死の求愛行動なのでしょう。
ママも人間ですから、いつもいつも愛情いっぱい注げるわけではありません。
菩薩でも神様でもない、一人の人間です。
ええ、感情ある人間なのです。
気持ちに応えられる時ばかりでないのは勿論、
全てを完璧になど土台無理な話なのです。
できないものはできない。
無理なものは無理。
手放す、諦めることの必要性をひしひしと感じます。
工夫は必要
①耳栓活用
とはいえ、ぶっきらぼうに開き直ってばかりでも凌げません。
なにが凌げないかというと、
子供達の泣き声です。
母親にとって生理学的に不快に感じるようにできているからです。
私は最終兵器としして、耳栓を購入しました。
日常的な使用はおすすめできません。
本当に気がふれそうな【どうしても】の時のお守りのようなものです。
というのは、耳栓は普段使いしてしまうと聴覚機能が低下するからです。
耳の機能は音を拾うことです。
耳栓を常用すると、耳の機能を十分に発揮しないまま耳の機能は委縮してしまいます。
耳の機能が偏り、組織の代謝低下や、神経伝達がうまくいかなくなってしまいます。
そのため、聴覚過敏の症状だけでなく、耳鳴りや耳の詰まりなどの症状が現れます。
辛いから使用するのに、より辛くなってしまったら本末転倒です。
使用方法・時間には充分注意し、耳栓に依存することは避けてください。
その上で安心・安全に努めて使用する分にはおすすめです。
この不快に感じる生態があるからこそ
危険をいち早く察知し赤ちゃんの命が守られるわけですが、
世間では皮肉なことに、泣き止まなかったので、、、、ということもありましたね。
出産をする前は、私もそんなニュースを耳にする度に信じられませんでした。
然し、産後自分が実際に経験をし、
180℃ものの見方、考え方が変わりました。
経験に勝るものはないと。
そして自身がいかに驕り高ぶっていた事かと。
今まで心の何処かで、
ニュースに取り上げられていた母親に対して非難的な想いを抱いていたにも関わらず、
解りもせずに勝手な否定的な想いを抱いてしまい、申し訳なかったと。
逆に、
頑張って頑張って、追いつめられていたのだろう。
誰か周りに手助けしてくれる人はいなかったのだろうか。
と、とても他人事とは思えず。
日本の今の世の中の母親の大半は、
かなりギリギリの精神状態で毎日育児をしているのではないでしょうか。
②音楽・教育番組DVD
TVは時間を決めて見させている、、、。
そう見めているお母さん。
立派です。
でも、どうしても泣き止まない時、ありますよね。
そんな時はお助けDVDの出番です。
撮り貯めしておいたNHK教育番組でも良いですし、
お気に入りのDVDなら意外と何度見ても飽きないものです。
ここでPOINTなのが、
〝気を反らす〟ということです。
癇癪やストレス、不安を感じている時などに、
その感情から抜け出す為に行うストレス回避行動を
ストレスコーピングとも言います。
いくつか親子のコーピングリストを持つことが望ましいです。
子供にとって、好きなキャラクターを見たり、
好きな唄のおねえさんの声を聞いたりすることで、
負に感情から正の感情に向けることができれば、
結果お母さんも楽なのではないでしょうか。
勿論お子さんだけでなく、お母さんも好きな歌手の唄をヘッドホンで聞いたってよいのです。
(※安全確保を必ずした上というのが条件ですが。)
③完璧を目指さない
これが案外完璧主義者の私にとっては難しかったです。
早い内に完璧主義は辞めた方が無難です。
そもそも子育て自体が日々予測不可能なことのオンパレードです。
予定通りなんて何一ついかなくて当然位の気持ちでいないと、
遅かれ早かれ潰れます。
それを承知でも、キャパオーバーすれば潰れる時は潰れます。
私は実際潰れました。
一歩手前でなんとか脱出できるよう、自分の限界を見極めることも必要です。
特に周りの家族などに健康状態・精神状態を客観的に見てくれる人を作りましょう。
家族が頼れなければ、保健師さんでも誰でも頼れる人なら第三者でも良いのです。
時に預け先があったり恵まれた環境のママを見て、
羨ましく思う事もあるでしょう。
そう思うのは当然で、誰かしらに頼りたいですよね。
話を聞いて欲しいですよね。
そんな時は人と比べて卑下することなく、自分なりに探してみると良いと思います。
二人同時にお風呂
これはですね、、、。
おそらく大変過ぎたせいか、この辺の記憶が軽くとんでいます(笑)
周りに同じように年子育児をしているママさんがいるのですが、
所々記憶が抜けていると言っていました。
確か、先に下の子を洗ってベビーバスに湯冷めしない程度のお湯を入れ、
その間に上の子を洗いながら、自分は高速で(笑)
上の子はまだ一人で湯舟には入らせる事ができません。
急いで上の子を支えながら一緒にお風呂に入り、
先に体を拭いて着替えさせます。
その間お風呂のドアは開けたまま下の子へ声掛け&様子見。
上の子に『待っててね。』
と声を掛けて麦茶を飲ませている間に下の子と一緒に湯舟に浸かり。
これまたこちらは素っ裸で髪もびちゃびちゃのまま、
下の子の体を拭き上げおむつを急いで履かせます。
襦袢を着させ、私は頭にターバンのようにタオルを巻き付け即授乳します。
そして上の子の髪をドライヤーで乾かします。
それらが終わった頃には私の体は冷え冷え、
肩・背中・腰とバッキバキです。
なぜかお風呂前より疲労感が強くなっているんですよね。
顔も頭も体も、しっかり洗い流せている感じがしなくて、
お風呂大好きな私としては悲しかったです。
上の子と下の子のぐずり具合などによって、
臨機応変に順序などかわりますが、大体こんな感じだったと思います。
思い出すだけでも肩が凝りそう(笑)
よく毎日乗り越えられたなあ、、、、、、。
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