ASD。本当にしつこいですよね。
受動型とかだとまだ大人しいのでしょうが、
アスペルガーの中でも代表的として認知されている大多数が積極奇異型。
我が家の娘もそうです。
多弁・こだわり・しつこさ。
物凄いです。
その執着心、もっと他の事に注げばいいのに、、、
とよく思います。
納得できる返答をする
これ結構難しいのですが、
究極の男性脳といわれるアスペルガー。
究極の白黒思考、論理的思考なのですね。
なので、これを逆手にとって、
これこれこういう理由でと説明して、
それが本人にとってぴったり合致すれば成功です。
でも、これが中々、、、(苦笑)
一歩間違えれば余計に火に油を注ぐ事になるのでハラハラですが、
試してみる価値はあります。
適当に『わかんな~い。』
と言って流してそのまますめばラッキー。
でも本人にとってその物事にこだわりを強く持っていればいるほど、
難易度が高くなります。
面倒くさくなって適当に返事をすると、まず怒りを買います。
そうすると、更に面倒な事になってしまうので、
ここはぐっと一呼吸置いて、どうしたら論理的に納得させることができるのか?
を考えます。
例えば、食事の前にテーブルを片づけてほしい時。
ただ単に『テーブルを片づけて~。』
と言うと、大体
『え~?なんで~?』
と返ってきます。
こちらは(もうご飯ができるんだからその位察してよというのが本音。)
『ご飯を並べたいから、テーブルの上にある本とノートをランドセルにしまってくれるかな?』
『なんで?まだ本読みたいんだけど。』
↑実際本も読んでいないし、TVを見ていたりする。
『テーブルの上の物をどかしてくれないと、テーブルを拭けないよね?』
『え~、なんで○○(娘の名前)ばっかり。』
『その本は○○のものだよね?自分で出したものは自分でしまおうね。』
『え~、めんどくさい。』
(段々こちらもイライラしてくる、、、。)
『それじゃあ、○○が本を片づけてくれたら、△△(下の子)テーブル拭いてくれるかな?
ご飯は温かいうちに食べた方が美味しいよね。片づけないと冷めちゃうよ。』
『は——–い。』しぶしぶ、、
毎回こんな感じですが、正直毎回イライラしますし面相臭いです。
基本的に自分で散らかしたものは自分で片づけるというふうに教えているので、
こんなやりとりをする位なら私がやってしまった方が早いんですが、
そこは一貫性を保つために我慢。
(調子が悪そうな時や時間が無い時などイレギュラー時は、説明をしてから私がやります。)
私も疲れていたり不調な時はイライラしすぎて、
『それじゃあ拭かなくていいです。汚いテーブルでご飯を食べよう。』
と言って、落ち着いてから
『綺麗な状態で食べた方が気持ち良いよね。』
と説明をします。
素直にやってくれた時はおおいに褒めます。
そして半ば笑い話ですが、
先日こんな感じで
『ご飯ができるから、テーブルの上片づけてね~。』
と言ったら、娘の虫の居所が悪い時で(笑)
『ご飯ができるからとか今関係ないでしょ⁉』
と無茶苦茶文句を言われました(笑)
ええ、こんな理不尽な八つ当たり?にあう事もあります。
娘の特性から論理的に言うように務める癖みたいなのがあるのですが、
これがこの時には、娘からしたらなんでもいいから反抗したかったのでしょう。
普段説明をしないとなんで?と納得して動かない癖に、
理由付けをして説明をしたら、見事に理由にいちゃもんを付けてきた!
怒り半分、でも反抗期か?と、
その無茶苦茶なキレっぷりに呆れ、
『はいはい、ご飯できたからね-。』
とこちらも怒りに飲み込まれないように対応。
疲れます、ハイ。
スルー
それでもなんじゃかんじゃ、あーでもない、こーでもない
言ったら無視です。
注目されたくてしている面もあるようなので、
あえて注目しません。
余計にヒートアップしてしまうので、
鎮火するまでほっときます。
(これがまた苦行なんですよね、、だって耳障りだもの。)
あのわちゃわちゃぎゃあぎゃあ言っている光景は未だに慣れません。
これからも慣れる事はないのでしょう。
無茶苦茶ストレスが溜まります。
(早く大人になって自立して家を出て行ってくれないかな~。
それまでの辛抱だな~。反抗期とかになったらもっと酷いのかな~、今はまだいいのかも、、。)
とか、娘がぎゃあぎゃあ言っている中でそんな事を考えています。
そこで、こちらが耐えられずにいい加減にしなさいと言うと、
また癇癪の時間が長引くのが玉に瑕。
振り出しに戻る、、、
になるので、葛藤です。
なんで毎回こんなにイライラしないといけないのか、、、。
できる限り、視界に入らないように、
声が届かない所に避難するのが最善かなと思います。
(しつこく追いかけられたらシャットダウン、、、。)
私は好きな音楽を聴くようにしています。
駄目なものはこちらも譲らない
これは対ASD児に限りませんが、
一度駄目と言ったことは、貫きます。
泣いても喚いても、駄目なものは駄目。
そこで根負けしてしまうと、
泣けば叫べばまかり通るというように認識してしまうからです。
それは、その時だけを見れば楽かもしれませんが、
親がなめられます。
泣けば通用する相手なのだと。
最初から別に言う事を聞かなくても良かった事なのだと。
それでは、相手からしても一貫性のない親に対して不信感を持ちますし、
先々を考えるとあまり得策とは言えないと思います。
我が家では、先日娘がTVのリモコンで下の子をたたいたので、
すぐに没収をしました。
『リモコンは人をたたくものではない。』
押し入れに没収です。
後日謝ってもうしないと言ってきたので、
一度出しました。
然し、また下の子をたたきました。
それからは二度と出していません。
よっぽど捨ててしまおうかとも思ったのですが、
大人がリモコン操作でないとできない動作がある為、
奥の方にしまいました。
『リモコンがないと番組表が見れないから出して。』
そう言われても、
『お約束を守れなかったんだから仕方ないよね。』
そう言ってスルーです。
『リモコンないと困るよね。でも自分が叩いた事で、下の子も使えなくて困っているよ。
でも仕方ないよね。』
と言い聞かせました。
それからはしつこく言ってきません。
ある程度、自分が悪いと認識して諦めたのでしょう。
ASDであっても、全て理解して包み込む必要はないと思います。
だってこれから社会に出て、約束事など山ほど出てくるでしょうし、
時間に限らず、言った事を守らないと人からの信用を失う
=自分も困る
という事を学習しておかない方が困ると思うのです。
常に相手が悪いだと、必ず人と衝突します。
我慢・忍耐・癇癪をおこさない為に自分をコントロールする術は、
少しずつでも身に着けてもらいたいというのが親心です。
そういう私も日々、我慢しきれず声を荒げて怒ってしまうので、
本当に毎日修行です。
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