こだわり行動

発達障害

ASDのお子さんを育てられている方で、

結構精神的にやられるのがこの【こだわり】ではないでしょうか。

譲れない・融通が利かないことからの癇癪。

何故そこに、そんな事にこだわる?

と理解しようにも首をかしげたくなることばかりです。

例えば、

今日も早速あったのですが、娘のお気に入りのミニゲームを下の子がいじる。

どうも許可なく?触ったらしく(と言っても普段から二人で遊んでいる)

それが気に入らなかったようで、電源を自分で切れとグズグズグズグズずっと言っている。

え?そのゲームを今手元に持っているのは娘。

『なんで?自分で今持っているのだから、ボタン押すだけでしょ?切ればいいじゃん。』

と言うと、『○○(下の子)が電源入れたんだから!切るのも自分でやって!』

と癇癪。

『・・・・・・・・・・・・。』

このやりとりと時間と、労力が無駄、、、。

ただポチッと右手のボタンを押せばいいだけなのに、

グズグズを聞かされる周りの身にもなって欲しい。

ママには関係ないでしょ!と言われますが、

いえいえ、あなたのその耳障りなグズグズネチネチを聞かされている以上、

不快なんです、迷惑なんです、、、、。

と心の中でそっと呟く。

なんていうか、

周囲の不快度指数が全く伝わらないのです。

そんなことよりも、本人のこだわりの方がいつだって優先されます。

簡単にこちらが折れてしまっては、

それはそれでいつも周りが譲ってくれると認識されても困る。

難しいですよね。

【いつだって自分ファースト】

いいなぁ、、、羨ましいなぁ、、、、、、、、。

ここは下克上時代ですか?(笑)

といいたくなるような毎日。

これ赤の他人だったら普通に関わりたくないですよ。

はっきり言って責任感なければやっていられません。

何度逃げ出したくなったことか、、、、、、。

(心の中で逃避行、、、。)

勿論良いこだわりもあったりします。

例えば、いただきますとご馳走様と美味しかったよのセットをルーティンのように確実にこなします。

(これ結構大事なことですよね。)

でも、例えばその日は疲れてレトルトのものを出したとしましょう、、、。

その時でも必ず美味しかったよと言いますし、

ひと悶着あって口も聞きたくない位険悪なムードの時も言います。

必ずです。

もう絶対に言うと決めたら言わずにはいられないルーティンです。

この微妙なニュアンス伝わるでしょうか、、、。

どれだけ手をかけて作った時も手を抜いた時も、市販品でも同じ言い方なので、

なんていうかたまに複雑な気持ちになります(笑)

これはまぁでも、良い事だとは思うので、

あんまり多くを求めてはいけないのかなとも思います。

こうして、上手くいけば良い習慣作りは可能だと思うので、

娘が大きくなって独り立ちするまでは、

ひたすら習慣として染み込ませられる良い事は諦めずに伝えたいなと思います。

(相手の状況に応じて今は声を掛けない方が良い、、などの状況判断を教える事は容易ではないですが、、、、、、、。)

おそらく、自分が納得したことでないと行動には決して移さないので、

ひたすらメリットを伝えていくしかないのでしょうね。

損得勘定で動いているみたいでなんだかなぁですが、

人間誰しもメリットがないよりかはあった方が良いのは事実。

まだまだ道のりは長く続きそうです。

さて、そこでふと頭をよぎるのが、

今はまだ家庭内で事が済んでいるので安泰?ですが、

これが学校の学年も上がって段々自他の境界線が強くなってくる年頃、

一体どうなるのだろうかという不安はあります。

ただでさえ、女社会では共感性や仲間意識を大切にします。

(これははるか昔から、女の人は村という集団皆で子供を育てる必要があった名残と言われています。

逆に男は単体でも狩りに出て食料を獲る必要がありました。)

群れをなして、相手を否定しないで上手く世渡りをすることが、

生きていく上での知恵として本能的に備わったのですね。

本音と建て前の使い分けも、昔からあったのでしょう。

その点私は基本的には群れるのが嫌いで、一人でご飯とかも食べに行けてしまう人です。

なので必要以上に輪に入る必要はないという考えですが、

それはプライベートであればなんの問題もありません。

ただ、社会においてはそれが時折難しい時があります。

ある程度の良好な人間関係を築くには、

相応の気遣いや【本音と建て前】【社交辞令】は必要です。

媚びを売るとかではなく。

それを考えた時、なんでもかんでも自分の都合に合わせてくれとはいきません。

まして相手が目上の方であったり上司であるなら尚更。

でもでもだっては家庭の中でだけ。

あるとき娘に

『ねぇねぇ、学校でもそんなにああじゃないこうじゃない言うの?』

とストレートに聞いたことがあります。

すると

『そんなわけはない。』

との返答が。

少しほっとしたのを覚えています。

娘は娘なりに学校では周囲に気を遣っているのでしょう。

だから時折、凄くむしゃくしゃした態度をとることがあります。

それに関してはさらっと、

『今日は学校どうだった?』

と聞きます。

『○○さんにこんな嫌な事をされた。』

とすんなり話してくれる時もあれば、

『ほっといて!』

と返ってくることもあります。

そんな時、

『人間誰でもあうあわないはあるからね。ママだってそうだよ。

だから皆と仲良くできなくてもいいんだよ。』

『でも、自分がされて嫌だなと思うことは、

 お友達にしないように気をつけることができるといいよね。』

といつも言います。

そして、きっと学校で頑張ってきたんだなと解るので、

そんな疲れが見える日にはさりげなくおやつを出して、

『学校疲れちゃったよねぇ。

 疲れたらゆっくり休めばいいんだよ(^^♪

 宿題も休んでからゆっくりやったらいいよ。』

と声をかけます。

すると、気持ちを解ってもらえて嬉しいのか、

リラックスした表情に戻り、いつもより黙々と宿題を始めたり。

家庭ではリラックスできる環境を作ってあげたいなぁと、

本当はいつもそう思っています。

(実践が難しい!)

お子さんが強いこだわりを見せる時は、

何か納得できていない事があったり、

むしゃくしゃした気持ちや疲れからかもしれません。

あくまでうちの子はですが、

そんな時は早めにお風呂に入れてあげて、

そっとしてあげると癇癪がおさまるのが早いような気がします。

今日も育児お疲れ様です!


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