アスペルガーの粘着質

カサンドラ

カサンドラの精神を崩壊させる

今日は学校が休みですが、

お昼過ぎからかれこれ2時間以上ずっと兄弟喧嘩をしています。

もうあまりのしつこさに、

『ぎゃあああああああああああああああ-----っ!!』

と髪の毛をぐちゃぐちゃにして叫びだしそうです。

もうそれをしたら完全に自分が崩壊してしまいそうで、

そうしたら、ご近所にも通報されかねない程のストレスなので、

何度も深呼吸をしては正気を保つのに必死です。

ASDが悪魔に見えてきます。

人間の姿をした悪魔なんじゃないかって。

それも、原因は昨日から始まります。

下の子が偶然床に落ちていたおもちゃを拾った時に、

小さなぬいぐるみについていた紐が切れていました。

それを言った所、

ASDの娘は下の子がやったんだと疑ってかかり、

『○○のせいだ!私は触っていない!だから絶対○○がやったんだ!』

と言い張ります。

下の子はキョトンとして、

『え?今見つけた時に切れていたんだよ?やってないよ?』

と言いました。

すると、何度否定をしても、

しつこくしつこくしつこくしつこく、、、、、、、

『そんなわけはない!絶対に○○がやったんだ!』

と譲りません。

『やっていないものはやっていないんだから!しつこい!』

下の子も徐々にヒートアップ。

最初は影から様子を伺っていた私も、

そのあまりにしつこいやり取りを聞いている内に、下の子が気の毒になってきました。

『あのね、やっていないものはやっていないんだよ。これ以上聞いても同じ。

やっていないのに、やったと言えば納得するの?でもそれはおかしいよね?』

『だって私は触っていない!だから絶対○○しかいない!』

『前回箱にしまった時に切れちゃったのかもしれないよ?でも随分前だよね?だから解らないよ?』

『私はやってない!○○のせい!』

はあ、、、、、、、、、、、、、、、、、、。

そして今日。

新着した娘の上着のポケットに下の子が手を突っ込みました。

ダミーポケット?のような感じで、何故か半分程は雑に縫い付けられていて、

そもそも裁縫が甘かったのでしょう。

すると、小さな手を突っ込んだ先に穴が空いていたようなのです。

『あれ?綿がでてきたよ?』

すると娘の怒りに火がつきました。

『なんで穴をあけるの⁉なんでやったの⁉酷い!』

『え⁉穴空けてないよ⁉手を入れたら綿が出てきたんだよ⁉』

そもそも軽くポケットに手を入れた程度で空くようなら、

よっぽど雑な作りだったのでしょう。

それか、元々小さな穴が空いていたか。

その可能性大です。

しかも昨日一日娘はその上着を着用していましたし、

ポケットに手を入れていなかったようなので、

元から空いていたかもわかりません。

確認の仕様がありません。

今後は検品をしっかりする必要があるなと私も反省。

なので、

『悪いけれど、最初から空いていたかもしれないよ。

このポケットの縫い方を見てもこんないい加減な縫い方だし、

確認しなかったから私も悪かったけれど、こういう場合もあるんだよ。』

と説明。

『もういいよ、わかったよ。』

とぶつくさ言いながら、不服ながらも納得したかのように見えました。

然しその後もねちねちねちねち、思い出しては、

『さっきのもそうだし、昨日のもそうだし、

絶対に○○がやったんだよ。本当にむかつく!』

とず————-っと言っています。

私もそうだね、嫌だったね、と寄り添えばよいのでしょうが、、、、。

下の子もうんざりしながらキーキー『違うっていってるでしょ!』

と声を枯らしています。

あまりのしつこさに段々イライラしてきて、

『そんなにしつこいと相手は嫌な気持ちになるんだよ!もうやめて!』

と怒りました。

『私の方が嫌な気持ちになっている!』

と自己主張は止まりません。

『もう駄目だ、、、、お互いキリがないから別室に避難しよう。おいで。』

と言って下の子と別室へ向かおうとしたその時、、、。

バーーーーーーーーーーーン!

下の子の教科書を思いっきり床に投げつけました。

『なにやってるの⁉』

『だって最初に○○がやってきたから!』

『え⁉今投げていないし、大人しく移動しようと荷物を運ぼうとしていたよね?』

『最初に○○が投げたんだよ!』

『え⁉それいつの話⁉』

『今日だよ!』

時間の感覚・最初にやった方が悪

確かに何度か物を投げる音は聞こえ、下の子も投げたようだったのでそれは怒りましたが、

娘もやり返していましたし、それから時間が経っていました。

『今はもうやっていないよね?やめたよね?そこでまたやり返したらキリがないよ。』

『だって最初にやってきたのは○○だから!だから○○が悪い!』

彼女の中では、最初にやった方が絶対悪のようです。

やり返したらやり返した方も、結局同じ事をやっているのですから、

お互い様という精神が無いのです。

やられたんだからやり返す方は悪くないという認識。

なのでいつまでたっても終わらない。

そして自分は悪くない。

相手が悪。

最初に仕掛けた下の子にも怒りましたが、

何故か自分は怒られる筋合いはないという認識。

そもそもが最初に下の子に対してあまりにもしつこく言うものだから、

それにキレて物を投げたのですけどね。

その自分のしつこさに関しては意識が向きません。

だって自分自身が納得をしていないから。

絶対に相手が悪いと一度思ってしまうと、

その概念を覆す事は困難です。

少しでも、相手の話を聞いて、

(そっかぁ、それじゃあひょっとしたら私の思い違いかな?)

とかには決してなりません。

実際に下の子と別室に移動してから冷静に、

『もし、逆の立場だったらなんて返す?やっていないと言われたらなんて言う?』

『そっかぁ、そうなんだ。って言う。』

『そうだよね、そこで終わる話なんだよね。

ただ、お姉ちゃんは、ひょっとしたらなんだけれど、

過去にやっていないって言われたけれど、

後から実はやった事がわかったって事があったのかもしれないね。

それであんなにしつこく疑ってこだわっちゃうのかもしれないね。』

と話をしました。

下の子からしたら、なんでこんなに言われなくてはならないのか、

ストレスが溜まる話です。

しょんぼりしながら頷いて話を聞いてくれました。

夕食後やっと収束

今日はそのまま夕食も別室で摂らせ、

それぞれが黙々と食事を摂りクールダウンすることができました。

やれやれ、、、、やっと静かになった、、、、、、。

何事もなかったかのように、二人でTVを観ています。

こちらもほっと一息。

ただ、もう疲れて夕食を摂る気力もないので今夜はパスです。

後片付けをしてサッサとお風呂の準備をする事にします。

またいつ再び着火するかわからないので油断大敵、気が抜けません。

次から次へと癇癪を起こしますからね、、、、、。

はぁ、、、、、、、、、。

然し夕食後、二人とも笑顔で、

『あ~、美味しかった!ご馳走様~!』

その姿をみると、子供達がお腹いっぱい食事を摂る事ができる今の生活に感謝です。

親としては、やっぱり栄養のあるものを沢山食べさせてあげたいと思います。

それを叶えることができる、ただそれだけで実は恵まれているのだと、

ふとした時に思います。

イライラMAXの時はそんな事思える余裕すらありませんが。

今日一日が終わりよければ全て良し。

そんな一日になったら良いなと思います。


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